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皆さんこんにちは!
さて今回は
~なんで?~
ということで、日本ほどコンクリートが多用されている国は珍しいと言われるほど、この素材はあらゆる場面で使用されています。ではなぜ、ここまでコンクリートが日本社会に浸透しているのでしょうか?
道路、橋梁、トンネル、建築物、護岸——現代の日本社会を歩いていると、必ずと言っていいほど目にするのが「コンクリート製品」です。
日本は、地震・台風・豪雨・津波といった自然災害が頻発する地理環境にあります。そのため、耐久性・耐水性・耐震性に優れた建材が必要とされてきました。
コンクリートは水や湿気に強く、劣化しにくい
鉄筋コンクリートは耐震性に優れている
緊急復旧や護岸工事にも対応可能
このような理由から、コンクリートは災害対策に不可欠な存在となっています。
日本の高度経済成長期(1950~70年代)には、急速なインフラ整備が求められました。
原材料の安定供給(セメント、砂利など)
大量生産が可能でコストも比較的安価
施工スピードが速く、成型の自由度が高い
これにより、日本中で橋梁や道路、ダムなどがコンクリートで建設され、以後の社会基盤となっていきました。
日本の都市部は限られた土地に密集して建築物が立ち並んでいます。この状況においても、コンクリートは強みを発揮します。
高層ビルやマンション建設に適した素材
防火性・遮音性が高く、都市生活に最適
狭小地でも型枠を工夫することで柔軟な施工が可能
これにより、都市部でも農村部でも、コンクリートは万能建材として採用されてきました。
コンクリート構造物は、適切な補修と保守を行えば50年以上使用可能です。日本の公共事業では、LCC(ライフサイクルコスト)を重視する傾向が強く、メンテナンス性の高い素材が求められます。
表面処理や補修工法の進化により寿命が延伸
継続的な点検・補修に適応する素材
防錆・防水加工の技術が充実
こうした背景も、コンクリート製品の継続利用を支えています。
「コンクリート=味気ない」と思われがちですが、日本では近年、デザイン性を備えた建築コンクリートも注目されています。
建築家・安藤忠雄氏の打ちっぱなしコンクリート作品
公共施設や景観整備における美観対応製品
装飾パネルや着色コンクリートの多様化
“素材美”としてのコンクリートの価値が再評価されているのも、日本ならではの現象です。
コンクリートは、単なる建材ではなく「日本の自然・歴史・経済・文化」と深く関わる存在です。その根強い浸透には、合理性だけでなく、“日本的な安心感”や“持続可能な社会への適応”という側面もあります。
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