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皆さんこんにちは!
さて今回は
~規格~
ということで、日本の主要なコンクリート関連規格とその意義、実務への影響を深く掘り下げて紹介します。
コンクリートは、日本国内におけるあらゆる建設プロジェクトの基盤となる材料です。その品質や性能を一定に保ち、安全な構造物を築くためには、厳密な「規格」に基づいた製造が欠かせません。
目次
レディーミクストコンクリート(生コン)の品質・試験方法・管理方法を規定。
種類:普通コンクリート、高強度コンクリート、軽量コンクリートなど。
受入検査、運搬時間、温度管理、スランプ値の範囲など詳細に定められています。
試験体の作成、養生、加圧速度などが厳格に規定。
圧縮強度は設計基準の根幹を成すため、再現性と信頼性が重要。
使用されるセメントの種類と品質基準(ポルトランドセメント、高炉セメントなど)。
含有成分、細かさ、凝結時間、強度の基準を網羅。
コンクリート用骨材(砂、砂利、砕石など)の物理的性質や不純物の許容量。
アルカリ-シリカ反応性骨材の抑制対策にも関連。
公共工事では、JIS規格に加えて「土木工事共通仕様書」や「建築工事標準仕様書(国交省告示)」も重要です。
生コンのスランプ、温度、空気量の許容範囲を規定。
現場打ちコンクリートにおける施工・養生・打設間隔の指針も示される。
日本建築学会が定めた仕様(JASS 5: コンクリート工事)。
実務者向けに設計から施工、品質管理まで一貫したガイドラインを提供。
コンクリート技術者認定制度により、製造・試験・施工の品質確保を支援。
技士による現場でのスランプ試験、空気量試験、強度管理が義務化される場合も。
JIS認証を受けた生コン工場では、定期的に品質検査と監査を受ける必要があります。
出荷記録や検査データも保存が義務付けられており、トレーサビリティが確保される。
項目 | 基準値例(JIS) | 現場での確認方法 |
---|---|---|
スランプ | 8~18cm | スランプコーンで測定 |
空気量 | 4.5±1.5% | 空気量試験器で確認 |
温度 | 10~30℃ | 打設前の温度計測 |
圧縮強度(28日) | 24~60N/mm² | 試験体による破壊試験 |
日本のコンクリート規格は、建築・土木構造物の長寿命化と安全性確保のために非常に重要な役割を果たしています。設計者・施工者・製造業者がこの規格を理解し、正確に運用することが、質の高いインフラの実現につながります。
弊社では一緒に働く仲間を募集しています♪
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