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月別アーカイブ: 2025年5月

ドイ産業のよもやま話~part12~

皆さんこんにちは!

 

さて今回は

~規格~

ということで、日本主要コンクリート関連規格その意義、実務影響掘り下げ紹介ます。

 

コンクリートは、日本国内におけるあらゆる建設プロジェクト基盤なる材料です。その品質性能一定ち、安全構造築くためは、厳密な「規格」製造せん。


JIS規格(日本産業規格)

1. JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)

  • レディーミクストコンクリート(コン)品質・試験方法・管理方法規定。

  • 種類:普通コンクリート、高強度コンクリート、軽量コンクリートなど。

  • 受入検査、運搬時間、温度管理、スランプ範囲など詳細定めています。

2. JIS A 1108(コンクリート圧縮強度試験方法)

  • 試験作成、養生、速度など厳格規定。

  • 圧縮強度設計基準根幹成すため、再現信頼重要。

3. JIS A 6201(セメント)

  • 使用れるセメント種類品質基準(ポルトランドセメント、高炉セメントなど)。

  • 含有成分、細かさ、凝結時間、強度基準網羅。

4. JIS A 5005(材)

  • コンクリート材(砂、砂利、砕石など)物理性質不純物容量。

  • アルカリ-リカ反応抑制対策関連。


国土交通標準仕様その役割

公共工事では、JIS規格えて「土木工事共通仕様書」や「建築工事標準仕様書(国交告示)」重要です。

例:土木工事共通仕様書(NEXCO自治体含む)

  • コンスランプ、温度、空気許容範囲規定。

  • 現場打ちコンクリートにおける施工・養生・間隔指針れる。

例:建築工事標準仕様書(JASS)

  • 日本建築学会定め仕様(JASS 5: コンクリート工事)。

  • 実務向け設計から施工、品質管理まで一貫したガイドライン提供。


品質管理・試験制度

コンクリート主任技士・技士制度(JCI)

  • コンクリート技術認定制度により、製造・試験・施工品質確保支援。

  • 技士による現場スランプ試験、空気試験、強度管理義務れる場合も。

認定工場制度

  • JIS認証受けコン工場では、定期品質検査監査受ける必要あります。

  • 出荷記録検査データ保存義務付けおり、トレーサビリティ確保れる。


現場実用例:JIS規格基づく品質チェックリスト

項目 基準例(JIS) 現場確認方法
スランプ 8~18cm スランプコーン測定
空気 4.5±1.5% 空気試験確認
温度 10~30℃ 温度計測
圧縮強度(28日) 24~60N/mm² 試験による破壊試験

日本コンクリート規格は、建築・土木構造寿命安全確保ため非常重要役割果たしてます。設計者・施工者・製造業者この規格理解し、正確運用することが、高いインフラ実現つながります。

 

 

 

 

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ドイ産業のよもやま話~part11~

皆さんこんにちは!

 

さて今回は

成分調合

ということで、コンクリート基本成分その調合方法、JIS規格基づく配合設計ポイントまでしく解説ます。

 

コンクリート建築土木工事においてない材料あり、たち生活基盤支えています。しかし、コンクリート単なる「セメント砂利混合物」ではなく、適切成分緻密調合によってその性能決まります。


コンクリート成分

  1. セメント(結合材)

    • 主にポルトランドセメント使用れ、結合硬化させる役割。

    • 化学反応(硬化反応)強度発揮。

  2. 水(化学反応材)

    • セメント反応生成し、強度生む。

    • 適切セメント比(W/C比)強度耐久性左右する。

  3. 材(砂利・砕石)

    • コンクリート骨組み形成。

    • 粒径通常5~20mmで、JIS A 5005適合したもの使用。

  4. 材(砂)

    • セメント間隙め、密度ワーカビリティ高める。

    • 粒径5mm未満もの使用れる。

  5. 混和材・混和剤(補助材料)

    • 流動性・耐久性・硬化時間など調整するため使用。

    • フライアッシュ、スラグ粉末、AE剤(空気連行剤)など。


コンクリート調合設計(配合設計)

調合設計は、目的強度・耐久性・施工得るために、成分最適割合決定するプロセスです。

1. 設計基準強度(f’c)設定

  • 必要圧縮強度(例:24N/mm²、30N/mm²など)設定。

  • 一般建築では24~36N/mm²程度多い。

2. セメント比(W/C)

  • 通常、耐久性考慮W/C50%以下目安。

  • W/C低いほど高強度なるが、施工低下する。

3. 単位水量・単位セメント決定

  • ワーカビリティ(スランプ値)水量調整。

  • 水量からW/Cセメント逆算。

4. 比率調整

  • 実際使用吸水表面乾燥飽和状態考慮調整。

  • 率(Fine Aggregate Ratio)施工影響。


実用例:配合設計一例

成分 配合量(kg/m³)
セメント 300
150
720
砂利 1050
AE剤(混和剤) 適量
スランプ 12cm
W/C 50%

このよう配合は、一般住宅基礎低層構造ています。


コンクリートは、材料配合施工精度によって性能大きく変わります。適切設計管理行うことで、寿命安全構造築くことできます。

 

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